伸展型腰痛って知ってますか?
伸展型腰痛の発症には様々な要因が絡んでいます。
腰椎だけでなく胸椎や骨盤、股関節の柔軟性の改善や、反り腰についての理解が重要です。
伸展型の腰痛は椅子から立ち上がる動作や後方にのけ反る動作など、身体を伸ばす動作で痛みが出たり、痛みが強くなるような腰痛をいいます。
脊椎には生理的湾曲があり、腰椎は少し前湾しています。
身体を伸ばす動作ではこの腰椎の前湾(前に凸のカーブ)が増し、腰椎に負担がかかりやすくなります。
とはいえ日常生活において腰を反らせる場面はそれほど多くありません。
長時間座って作業をしたあとに伸びるときや、ベッドでうつ伏せになって本を読むときくらいではないでしょうか。
しかし、腰椎がお腹側の方向に凸に弯曲している人(いわゆる反り腰の人)は、立つ、座る、歩く、走るなどのあらゆる動作で腰椎が反る方向へのストレスにさらされることになります。
特に器械体操、新体操、バレエ、フィギュアスケートを行っている方は競技の特性上、伸展型腰痛の発生頻度が高くなる傾向があります。
伸展型腰痛を防ぐには、身体を伸ばす動作を行う際に腰椎の前湾が強くなりすぎたり、腰だけをそり過ぎないようにして腹筋を緊張させるとともに、股関節をしっかりと伸ばすことが必要となります。
伸展型腰痛は、上体を反らしたときに股関節、骨盤、胸椎、腰椎の柔軟性が乏しく、うまく使えない場合に生じ腰痛が出現します。
腸腰筋
大腿筋膜張筋
腸腰筋や大腿筋膜張筋は股関節の付け根付近についている筋肉で、硬くなると腰が反りやすくなるためストレッチなどのアプローチが必要になってきます。
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