デスクワークのリスク
こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。
本日は長時間のデスクワークにリスクについて説明します。
仕事では1日中パソコンの前に座り続けているデスクワークの方や、家に帰っても仕事を持ち帰りデスクワークの延長をされている方は、たいてい首や肩、腰などのコリや痛みに悩まされています。
パソコン作業に熱中すると、どうしてもディスプレイをのぞき込む姿勢になりがちです。
この時、頭が肩よりも前に出てしまい猫背になりやすく首や肩の筋肉に大きな負担がかかり、これが長時間続くことにより慢性的な筋肉のコリや痛みが起こってきます。
座った姿勢は立っている時よりも楽にかんじられますが、パソコン作業のように前かがみの姿勢で座った時には立っている時よりも腰に対しての負担がかかってしまいます。
また猫背で前かがみになった姿勢を長時間続けると、胸まわりが常に圧迫され、筋肉が縮こまったまま固くなりやすく呼吸がしづらくなり自律神経が乱れるというリスクもあります。
またデスクワークでのリスクとして身体に悪いとされる座りすぎによる血行不良や代謝の低下です。
わかりやすくいえば、椅子に座りすぎることで、いわゆる「エコノミークラス症候群」と同じことが起こります。
エコノミークラス症候群は狭い場所で長時間身体を動かさない状態が続くことで、ふくらはぎの血流ポンプ機能が弱まり、血行不良や血栓の発生を招いてしまう症状です。
デスクワークは肩こりや腰痛だけでなく様々な病気を引き起こす要因にもなってくるので、症状がひどくならないように注意していきたいところです。
デスクワークによる筋肉のコリや痛みを防ぐためには一定時間ごとに休憩をとったり何よりも立つことが重要です。
姿勢をリセットするには、30分に一回は立つ必要があるので、なるべく意識して立つように心がけましょう。
その間軽い体操やストレッチを行うことが理想です。
正しい座り方をしてみて苦痛に感じる人は、姿勢を保つのに必要な筋肉が衰えてしまっている可能性があります。
加齢によって衰えやすい脊柱起立筋、腹筋、腸腰筋、大殿筋、ハムストリング(主に骨盤周辺の筋肉)を鍛えて、綺麗なS字ラインを保てるようにしましょう。
適度に筋肉をつけることは姿勢を維持するほかに、病気やケガの予防にもつながります。
座りすぎが身体に良くないことは、近年様々な研究によって明らかになりつつありますが、その予防方法として最も効果的なのが「運動の習慣化」です。
座りすぎが身体に悪い理由は、長時間の座りすぎによって「血流や代謝が滞ること」なので、普段から運動する習慣が身についていれば、日中の座りすぎを過剰に気にする必要はないでしょう。
運動を習慣化するには、スキマ時間を積極的に利用する方法があります。
・通勤の移動を利用して積極的に歩く
・帰宅後や週末のジョギング
・自宅での筋トレ
など、まずは「1回30分以上の運動を週2回以上」続けるところから始めてみましょう。
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