糖尿病といわれたら

こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。

今回は糖尿病について説明していきます。

糖尿病とは一言でいうと血糖値が高くなる病気です。

血糖値、つまり血液中のブドウ糖の濃度が上がり、それが血管にダメージを与え、やがて動脈硬化や神経障害、腎症、網膜症など、さまざまな合併症を引き起こします。

2016年に厚生労働省が発表した国民健康・栄養調査によると糖尿病に人はその予備軍も含まれると全国でおよそ2000万人もいる推測をされています。これはもはや国民病といわれても過言ではありません。

健康診断でそう言われても特に自覚症状もないので、すぐに悪くなることはないだろうと放置してしまう方は多いのではないでしょうか？

糖尿病はかなり悪化しないと自覚症状は出てきません。

とはいえ進行性の病気なので何もしないでいるとどんどん悪化します。

糖尿病は投薬や食事療法に加え、運動に効果が期待できることがよく知られています。

糖尿病予備群といわれた人も、あるいは血糖値が高めで気になる人も運動に取り組んで血糖値を下げることをおススメします。

血糖値を下げるために重要なのが食事療法と運動療法です。

摂取するカロリーと糖質の量を控えることで血糖値の上昇を抑えることができます。

一方でブドウ糖は身体を動かすためのエネルギーになるものです。

・運動すれば血液中のブドウ糖が筋肉で大量に消費され一時的に血糖値が下がります⇩

・定期的な運動を継続して行うと血糖値をさげるホルモンであるインスリンの効きがよくなり血糖値が下がりやすい体質になります⇩⇩

結果、運動は続ければ続けるほど効果が高まり積み重ねの効果があるというのが運動療法の特徴です。

まずは強度の低いウオーキングからはじめても効果はあります。

健康でいられるためにも運動習慣をつけていきましょう。

ちなみに健康診断では空腹時血糖値とヘモグロビン値が測定されます。

空腹時血糖値は文字通り空腹時に測る血糖値のことです。

ヘモグロビンは検査前1～2か月前の平均的な血糖値の状況反映されたものです。

空腹時の血糖値は100～109mg/dLで正常高値となります。

110mg/dL～125mg/dLは予備軍

126mg/dL以上で糖尿病と強く疑われます。

ヘモグロビンは5.6～5.9が正常高値

6.0～6.4が予備軍

6.5以上で糖尿病と強く疑われます。

健康診断の結果には上記の数値が表記してあるので是非よく見てみるといいでしょう。

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