糖尿病になりやすい方
こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。
前回と続いて糖尿病の話です。
前々回ブログ
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本日は糖尿病になりやすい方の特徴をあげていきます。
糖尿病は世界的に増える傾向にあります。
特に終戦以降から少しづつ増えてきており、ここ近年は急増してきています。
これは私たちの生活スタイルや食生活のスタイルが大きく変化したことが深く関わっています。
食料事情がよくなったことに加え、食スタイルの欧米化により肉類を中心とした高脂肪、高カロリーの食事が肥満を招き糖尿病の大きな要因となっています。
また自動車や家庭電化製品の普及など生活が便利になったことによる運動不足も大きな要因と考えられます。
このように現代人をとりまく環境は糖尿病のみならず、ガン、心臓病、脳卒中、高血圧など、あらゆる生活習慣病の危険に満ちています。
いまや誰がなってもおかしくない病気です。
とはいえ、糖尿病は偶然起こるわけではありません。
糖尿病のほとんどは糖尿病になりやすい体質を持っている人に環境的な要因が加わって発症します。
体質を持っているからといって必ず糖尿病になるわけではありませんが、生まれつき危険因子を一つ抱えていることは事実です。
糖尿病になりやすい体質は遺伝的な要因は大きいです。
親や兄弟、祖父母など近親者に糖尿病の人がいる場合はとくに注意が必要です。
次ぎに紹介するような糖尿病の要因となるものをできるだけ排除すると同時に、こまめに健康診断を受けるように心がけましょう。
もちろん近親者に糖尿病の人がいないからといって油断は禁物です。
遺伝的な素質がなくても環境的な要因が大きければ糖尿病になる可能性は高まります。
糖尿病を誘発する原因
肥満
過食
運動不足
ストレス
加齢
妊娠
肥満、過食、運動不足
高脂肪食などの過食や運動不足といった生活習慣の乱れにより、肝臓や筋肉に脂肪が蓄積するためにインスリンの働きが低下し、ブドウ糖の利用が高まらず、血液中にブドウ糖がだぶつくことにより血糖値が上昇し、発症します。
血糖値は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きで一定に保たれていることもあり、肥満や運動不足はインスリンの働きを悪くします。
また、過食は膵臓に負担をかけ、インスリンの分泌がしだいに悪くなっていきます。
ストレス
ストレスでコルチゾールというホルモンが増え、血糖値が上がることがあります。
ストレスを感じると、コルチゾールというホルモンの分泌が増えます。
このコルチゾール、は血糖値を上昇させる働きがあります。
つまり、ストレスを感じることで血糖値が上がるということは充分にあり得ます。
加齢
加齢も糖尿病の要因の一つです。
私たちのからだは年齢を重ねると様々な身体機能が低下します。
・視力や聴力などの感覚機能の低下
・筋力を含めた運動機能の低下
・心臓や呼吸機能の低下
などが低下してきます。
膵臓から出ているインスリンの分泌も同様で、加齢とともに減少していきます。また筋肉量の低下や内臓脂肪の増加、活動量の低下などから、血糖を下げるインスリンの効果が得られにくくなり、結果として糖尿病を持つ方の割合が増加します。
妊婦
妊娠糖尿病とは、妊娠中に血糖値のコントロールが上手くできなくなってしまう糖代謝異常を引き起こす病気のことです。
妊娠糖尿病になると血糖値が高くなり過ぎることで、様々な病気を引き起こしてしまうことがあります。
通常時、体内の血糖はインスリンというホルモンが適切な値になるよう管理しています。
しかし、妊娠中は胎児へと多くのエネルギーを送るために胎盤からインスリンの働きを抑える酵素が発生するため、どんな妊婦でも通常時に比べると血糖値が上がりやすくなります。
次回は何よりも怖い合併症についてお話しします。
本日もご観覧ありがとうございました。
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