腰痛の改善には
こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。
今回は腰痛の改善について説明していきます。
厚生労働省が公表した推計によると腰痛を訴える人は全国で2800万人以上もいるそうです。
そのうち年代として特に多いのが40代~60代です。
腰が痛いと、日常動作に影響が及びます。
動くのもしんどくなり活動量が落ち、生活の質(QOL)も低下してしまいます。
活動量が落ちれば代謝も悪くなり、それが原因で体重が増えると腰にさらに負担がかかり痛みがさらに増すなどの悪循環に陥ります。
それでは腰痛の原因はなんでしょうか?
実は腰痛の原因がはっきり分かるのは全体の15%で残りの85%は原因が特定できないと言われています。
原因が特定できるのが椎間板ヘルニア、高齢者に多い腰部脊柱管狭窄症、骨粗しょう症が挙げられます。これらはいずれも画像診断や精密検査によって判明します。
腰痛の約85%は、神経症状(しびれやまひなど)や重い基礎疾患などがなく、エックス線やMRIなどの画像検査をしても、どこが痛みの原因なのか特定しきれない「非特異的腰痛」です。いわゆる腰痛症と呼ばれるものはこれにあたります。
また原因が特定できない場合に、実はそれが心因性の腰痛であるケースもあります。
日本整形外科学会と日本腰痛学会が監修した腰痛診療ガイドラインでは三か月以上続く慢性腰痛の治療については、抗炎症薬、鎮痛薬に加えて、抗不安薬と抗うつ薬が推奨されています。
安静だけでは改善しない腰痛
腰が痛いのなら安静をしたほうがいいとおもわれがちですが、腰痛発生のほとんどが体に負荷のかかる重労働、特に重たいものを持ち上げる作業や体幹を曲げたりひねったりする作業などやデスクワークをしている人や長距離輸送のドライバーのような同じ姿勢をとり続けるような職場でも腰痛は多く発生します。
これは股関節やその周辺の筋肉の柔軟性が失われてしまうことにも一因があると考えられています。
腰の痛みや不調で悩む多くは殿筋群や腰背部の筋群が硬くなっていることが多いです。
前回説明した肩コリと同様に運動不足や筋力の低下によって筋肉が凝り固まることで腰痛は発生します。
ストレッチで柔軟性を取り戻し、身体を動かす事が大切です。
仕事で座りっぱなしで腰は痛くなる人はせめて1時間に一度は席を立ち軽いストレッチや運動を行い身体をリセットすることをおススメします。
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