インナーユニットとは?
こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。
今回はインナーユニットについて説明していきます。
体幹トレーニングという言葉はよく耳にすると思います。
体幹とは字の通り身体の幹となる胴体部分です。
体幹は身体の軸や中心となり、腕と脚と頭を除いた、胸部・背中・腰部・腹部・臀部が該当します(頭部を含める場合もあります)。
その体幹のさらに核となるとなるところが
インナーユニットという腹腔の部分です。
インナーユニットは、体幹トレーニングの際に土台となる重要な筋肉です。体幹トレーニングは、インナーユニットと呼ばれる部分をコントロールできることが前提でもあります。
具体的に「インナーユニット」とは、腹腔の深部にある筋肉である横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋の4つの筋肉の総称になります。
・横隔膜
(肺の下にある呼吸に関与する膜)
・腹横筋
(腹筋群の中で最も深層にある筋肉、腹直筋と直交するように筋繊維が伸びています
腹壁を内側へ押し込み呼吸を助けます。腹部をコルセットのように固める役割を持っている)
・多裂筋
・骨盤底筋群
(骨盤の低にある筋肉です。恥骨や坐骨、尾骨などいろいろな骨を支えている筋肉でこれらは膀胱や直腸・子宮などを正しい位置に戻す働きがあります。)
主に体幹は胴体部分を支えるトイレットペーパーの芯のようなものです。
胴体に分厚い芯が備わっているとジャンプして着地したときにも芯が潰れないので体勢も崩れたり転んだりする心配はありません。
逆に胴体部分の芯がふやけていたらジャンプして着地したときにグシャっと潰れてしまいます。当然体勢が崩れたり転んだりする心配が生じます。
ほとんどのスポーツ種目は片脚立ちなどで不安定な動作をとることが多く体幹の強さでパフォーマンスが変わります。
水泳のように地面に立たない運動でも水中でバランスをとるためにもやはり体幹はとても重要です。体幹が強化されているトップ選手は身体の中心部が安定しているので水中でも少ない力で大きなパワーを生むことができます。
一方で体幹が弱いと色々な弊害がでます。
体幹というのは身体の軸に当たります。
上半身と下半身の連結部であり身体の連動性を司る重要な部位です。
例えば「走る」や「ジャンプ」「泳ぐ」などといった動きに関しては体幹を鍛えておかないと上半身と下半身の連動が上手くいかず力を伝えることができません。
そのためパワーを生み出せないのでパフォーマンスを出し切れません。
下肢や上肢の力が強くても体幹が弱いと半減してしまいます。
体幹が安定すればバランスがとりやすくなりケガの予防にもなります。
デスクワークで長時間椅子に座り続けている人でも体幹を強化するメリットはあります。
長時間座っていると、当然腰には負担がかかります。
体幹の筋肉がしっかり備わっていれば腰にコルセットを巻いているのと同じなので腰がかなり楽になります。
また、体型を維持したいこれ以上お腹が出ないようにしたいという人にも体幹トレ―ニングはおススメになります。
次回は先ほど述べた4つのインナーユニットが身体に対してどういう役割をするのか細かく説明していきます。
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